コロナ禍で「人と会うこと」に社会全体が制約を受けた2020年
人とのつながりで成立しているこのバリアフリーチャレンジ!ですが、
当初計画の修正はあったものの、規模が小さく機敏に動けたので、受けた影響は小さくて済みました。
活動を分類して振り返り、
先日行ったチームMTGでメンバーからもらった活動へのフィードバック
から代表の私が感じた課題とそれについての対策
2021年に向けた展望の流れでこの記事を書きます。
(ライターを拘束するものでなく私個人が考えたことです)

記事公開を軸にした情報発信

後述する活動のイベントや私自身のスケジュールの都合上
不規則になった時もありましたが、ほぼ毎週末に公開を続け、
合計48本の記事を公開しました。
昨年年結成したライターチームのメンバーが書ける時に順番に書く
という形がある程度回りだしたことにより
これだけのコンテンツ量を確保できました。
しかし、メンバーにより記事公開の頻度にバラツキが出た結果
記事本数の多いライターに負担がかかってしまいました。
これ自体は記事本数にノルマを設定するような縛りをつくらず、
ライター各自のペースで書きたいことを書いて欲しいというスタンスで
運営しているので想定通りではあります。

SNS・メルマガでの広報

りょう育ママのメッセージ。記事自体は当然ですが、このメッセージにライターの個性が濃く出るので個人的に楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事公開のタイミングでSNS(facebookページ、島本個人アカウント、Twitter、Instagram)
とメルマガで公開した記事について切り口や手法を工夫してなるべく異なる紹介の仕方を継続しています。
①facebookページ:記事の見どころや記事についての思いを内容とするライターメッセージを紹介
②facebook個人アカウント:①を引用しつつ、サラッと記事の推薦コメントととして読んで欲しい理由を書いてます
③メルマガ:島本の日常等も織り交ぜ、記事、ライター、活動について重層的に伝えるものとしています。
④Twitter・Instagram:ライターの中で広報を最も熱心にして頂いているりょう育ママがf上記メディアの内容を
引用して運用を代行してくれていました。
しかし、上記全てのメディアに言えることですが、
なかなか思うように読者数やフォロワーが増えず、広がりを欠いいるという課題があります。
記事が読みやすくなると思いますのでメルマガ読者になるとともに
facebookかTwitterをフォローしてください。
(あまり機能していないnstagramは一旦休止します)。
Twitterは私の時間的余裕を見つつ、りょう育ママから私に運用を移し、
どういうアカウントにするかコンセプトから見直します。
ライターがくれたフィードバックの中に、サポーターへの還元が少ないというものがありました。
活動開始当初より私個人を応援する性質が強く、お金を出して対価的にモノやサービスを得る
色彩は薄いですが、できる限りお返しをしたい思いはあります。
提供できるものは、情報やイベントなどで生まれるつながりなので、
2021年はサポーター限定コンテンツを私の体力が続く限り出していきたいと思います。
具体的な内容は追ってお知らせします。

ライター公募

私がインタビュー等でご縁を頂いた方、
そこからのご紹介で直接のお声がけをして
実際にお目にかかった方々でチーム結成初期はチームをつくっていきました。
そこにWEBサイトで募集をかけてライターを採用するという新たな試みをしました。
結果、5名からご応募いただき、うち3名の方にチームに加入して頂きました。
コロナで直接会って決めることが難しくなり、3名の採用は
最終的にオンライン面談で決めました。
リモート特有の難しさはもちろんあります。
とはいえ、私自身在宅勤務期間もあり、慣れもあったので、
むしろメリットの方が大きいと感じました。
具体的には、空間を超えて遠方の方に関与して頂くことになったこと
かつ、次回記事公開予定の採用メンバー伊藤さんは手話でコミュニケーションされる
聴覚障害者ですが、通訳者が入ることでやりとりできたことには大きな可能性
を感じました。
まだ見えない「コロナ後」…
この活動でもオンラインは継続的に積極活用したいと思います。

さて、このライター募集のいいところは多様な人にチームへの門戸を開けること
その良さは活かして、来年の早い時期に第二弾募集をします。
また、こちらは学生を想定していますが、

運営に関わってくれるボランティアスタッフも募集して

世代を超えて多様な大人を知り、社会経験ができる場にしたいとも考えています。
ライター募集にはコンテンツ量確保のために、
書く人の数を増やす
アプローチという側面があります。
「量が質を高める」とも言えますが、「書きたい」
いう想いの乗った記事ほど強いものはないです。
その点、数の力で何とかするというのは、小手先のやり方とも言えます。

この課題の本質は、ライター各自が自分の生活がある中でなお
「どうしてもここで自分の思いやしていることを記事にして発信したい」

という魅力をこの場が現状持ち得ていないことです。

このモチベーションをライターにもってもらえるようにしていくことが
活動代表、サイト編集長としての私の責務です。
先日のMTGでライター達から率直なフィードバックをいただきました。
現状私がメンバーから抱かれているもやもや感は以下の通りでした。;

・編集手法:テーマ設定をチーム全体でして取り組んだ特集を除き、
テーマ選択、内容自体に私は基本的に介入していません。
ただ、一読者として読むプロセスは必要なので、
「ここもう少し前提の説明が欲しい」
「全体で伝えたいと考えられることからするとバランスとしてこの部分修正されては?」
という提案を公開前に打診しています。
ライターが提案を受け入れることもあり、変更が出た記事も数本あります。
また、細部の表現については赤を入れて修正前後が分かる形でシステム上で
編集のやりとりをすることをお願いしています。
ライターの希望する形でこの部分は対応しているので
その部分を抽出してワードに落とし込んで提示することもあります。
私は丁寧にしているつもりでしたが、ここのチェックが厳しい
と感じて筆が重くなってしまうケースがあった。
・コミュニケーション:上記編集過程のやり取りも含めて私の言葉を
きつく感じているメンバーが複数いらっしゃった。

ここは他者評価がすべてなので反省するよりほかありません。
編集プロセスも含めてメンバーが言いたいことを言ってもいいと
感じる場とするために丁寧な言葉遣いと気配りを徹底し、
風通しのいいチームにしていきます。

特集記事

私個人で活動を続けていたら、この取り組みはなかったです。
福祉分野の専門職ライター、aruiru(アルイル)の発案あってこその企画でした。

 

 

 

 

 

 

同じテーマについて書いても、多様なライターがいるチームなので、
それぞれの視点から多角的な発信ができました。
更に、この取り組みが神戸新聞朝刊で取り上げられ、
その発売日には多数の方がサイトを見てくださいました。
私個人で活動していた期間は、社会性の強いテーマに意見を表明することは避けていました。
しかし、逃げずに自分の立場を鮮明にしていくことの意味、
つまり、障害当事者として生きていることで感じることを
表現するのは有意義であると感じられました。
ただ、当初チーム内で記事を各自が書き、
そこからその道の専門家を呼んでイベント化して
より深められればいいという声もあったのですが、
ここはコロナの影響で実現できませんでした。
今後の課題です。
チームで取り組む企画の際にチーム外に広げる、テーマを深めることに今後はチャレンジします。
例えば、オンラインを使って、チーム外の人も募り、座談会形式で意見を出し合う。
そこで出たことをライターが記事で深める逆のアプローチ等で交流しながら、
サポーターとチームが一緒に創る企画などを思い描いています。

イベント開催

今はできない距離感での対話空間

これは本当にラッキーでしたが、コロナが本格化する前の1月と第二波と現在猛威を振るっている
第三波到来の合間の11月に対面イベントを開催できました。
1月はライターのお二人小山さんと荒川さん率いる特例認定NPO法人Giftと共催で2020年の目標を
語り合う対話の場を設定。荒川さんが考え抜いてくれたセッションと名ファシリテーションのおかげで
参加者全員が自らを省みる濃い時間になりました。
私自身最優先目標とした私生活上の変化をもたらすことに繋がりました。
後日談で小山さんからこのイベントで立てた目標を達成した人が結構いると伺っています。
主催者冥利に尽きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主催者である以上、11月は迷いましたが、中心になって企画のプロデュースをしてくれたライターの橋本さんに背中を押され、私がチャレンジドになってちょうど20年の記念日にライター西濱さんに代名詞のピアノで、また同じく発達凸凹さんの宝塚のジャグラー、
木村りゅうまさんに活躍して頂く舞台を用意できました。
二人が花を添えてくれ、
ライターチーム有志による実行委員会の全面的なサポートのおかげで

私はずっと応援してくれているサポーター、この日初めて会う人にも
対面で自分のことを語るチャンスをいただけました。
他方で、この1年世間で真っ盛りだったオンラインベントの開催はゼロ、
私がインタビューやチームMTGに使ったのみでした。
前述したように2021年はより活用してイベントもしていくつもりです。

ビジネスコンテストに挑戦

現在、サポーターの皆様からの資金支援と自分が資金拠出する形で活動を継続しています。
これを活動単体で持続可能にしていくこと、私自身この活動に没頭できるように
「これが仕事です」と言える状態をつくるために、
活動にビジネス色のあることを取り入れて収益化したい
というのが挑戦動機です。
Giftとのご縁で「試しにどうですか?」との話があり、
即「やります」と反応して、
ゼロから1をつくるアイデア段階からでした。
結果、一次の書類選考は突破できたものの、
上位5組が最終に進む二次審査で落選。
審査員からの講評では、「当事者が主体になるのは社会性はあるが、
実際にビジネスたるだけの事業性に欠ける」

つまり、数字に説得力がないという話です。
ひとりから始めて、チ現在のチームとしての動きとは
別プロジェクトのような感じで「障害者と健常者が共に働く」
をキーコンセプトに障害当事者や事業者双方のの御用聞きとして
価値を提供したい
というシナリオでした。
チーム内で「この活動はビジネスじゃないと思う」
という声があり、ビジネス色だけになると立場上そもそも関与できない
という方もいます。
ココが活動の今後を決定づける岐路になり得ます。

以上を総合して、2021年は、サポーターの皆様の満足度をより高めることを最優先課題とし、
この場にメンバーが価値を見出せるように動いていきます。
ビジネスについてはもう少し私個人で温めます。