わたしは、3人の発達凸凹ちゃんを育てています。
今年は、年長と小6でダブル就学相談を受け、学級申請をいたしました。
①学級のちがい で学校・学級の違いを
②どう選ぶ? で中学校以降の進路や種類について書きました。

そろそろ結果通知が来る時期ですね。
最終回は、その後…どうするのかを考えたいと思います。

せっかく悩んで決めた、進路

小・中学校で地域の通常学級
あるいは、特別支援学級を希望しても
必ずしも希望が通るわけでは、ありません。

実はこの判定結果、進学先を確定するものではありません。
最終的に学びの場を決めるのは…保護者。

得できなければ、もう一度 審議をお願いすることも…

仕組みとして

まず、市の教育委員会で面談・審議され
その後、県の教育委員会でもう一度、議論されます。
特別支援学級・特別支援学校の場合は、予算の兼ね合いもあります。

例えば
現在7人学級の方が特別支援もしくは特別支援学校に在籍しているとします。
来年2人卒業し、4人入級希望だとすると…
9人となり、2クラスに分けることになります。
教室・教員の確保などもあるので…
軽度と思われるお子さんは、
「まずは通常学級で様子を見てください」
と言われることもあります。

また、学区外の進路も5%ルールがあり、だれでも申請すれば通るわけではないのが現実です。

まずは、ママが落ち着きましょう


敏感なお子さんだとママの
ソワソワ
ドキドキ感が伝わります。
結果通知が来るまでは、考えないこと
そして、どこの学校へ行くことになろうとも「大丈夫」と思っていてください。

なぜなら…

学校は入ってみないとわからない

学校の雰囲気は、それぞれ。
おなじ市内でも全く異なりますし
外からでは、わかりにくいのが実情です。
また、4月に先生の人事異動があり、
校長先生が変わると学校の雰囲気もやはり変わります。

担任の先生にもよります


担任の先生とお子さんの相性は、登校してみないとわかりません。
見学に行ったときに担当くださった先生が、入学した後も学校に在籍しているとは限らないのです。

相談にのってくれる方は、たくさんいます


いろいろな先生が関わってくれますので、諦めず相談してみてください。
また、教育支援センターの相談員の方にも学校の先生へ話をする時の注意点を聞いたりもしました。
教頭先生と校長先生は「管理職」です。
連絡帳でいきなり担任の先生宛に「教頭先生と面談したい」と言ったら驚かれることもあるので、
わたしは下記のように段階をふんでお話しをするようにしています

担任の先生(窓口は全部、担任の先生となります)

(いらっしゃれば)学年主任

支援コーディネーター or スクールカウンセラー

教頭

校長

市教育委員会

県教育委員会

※川西市の場合は…
●支援コーディネーターは学校に必ず1人以上います(支援担と兼任が多い)
●スクールカウンセラーは中学校区内で1人います(巡回)

親子で安心できるように…

今からゆっくり練習してみてください。
わたしが実際に行ったことなどを書きますね。

①登下校の練習


小学生が通っているルートがわかれば、親子でお散歩してみませんか?
道を覚える練習にもなりますし
登校する体力もつきます。

また、登下校で何かあった場合、学校の責任にはなりません。
保護者の責任となります。

例)友達同士の喧嘩でケガ など
【ポイント】
★登校班の雰囲気を実際に見る
★入学後に付き添いを(だれが・いつまで)するかも検討ください。

②学校生活のイメージ

絵本を読んでイメージを膨らませて、実際にお子さんと一緒に入学予定の小学校を見学してみるのは、いかがでしょうか。
見学するときのポイントをまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

【本人への声掛け】
勉強してるね、椅子に座っているね
ランドセルや水筒は、あそこにあるね
部屋の説明(お腹痛くなったら保健室へ行こうね)
など

【SOSの発し方】
①いつ・誰に?を明確にしてください
②休み時間や登下校の場合がいちばんもめやすいので、要注意
わからないことがあれば、どうすればよいのかを具体的に伝えておく

【親の視点】
★本人にどんな刺激がありえるかを確認
例)掲示物が多いか?絵本は見えない位置にあるか?
★学校生活に必要なもののcheck
例)筆箱は、何を使っているか?給食セットは、どこにかけているのか?

【場所の確認】
よく使う場所として見学するのは…
下駄箱、教室、保健室、職員室、図書室、音楽室
など移動教室も見ることをおススメします。
もし、可能であれば…
★クールダウンできる場所
★通級の教室
も見学することによって、お子さんも安心するかもしれません。

45分授業なので、好きなことをして45分座っていられるか家で試してもいいかもしれません。
特別支援級在籍の場合は、お部屋も別にあるので両方とも見せてもらってください。

また、授業中・休み時間をどのようにすごしているのか見せてもらうことも大切です。

【おススメの絵本】

③入学式の練習


学校によって・年度によって対応は異なります。
コロナ禍でもありますので、必ずご所属の小学校の先生にご確認ください。

もし、難しい場合は前年度の入学式の写真かDVDを周りの方に借りてみてください。
イメージがふくらみやすいですよ。

④主な学校行事をもとに1年間の推測する


運動会やイベントは、負担がかかります。
過敏さがあるのか?
(ピストルや笛の音は大丈夫なのか?)
ダンスの踊りを覚えるのが苦手な場合の配慮は?
準備段階から先生と打ち合わせをしてください。

年間行事・スケジュールを事前にお聞きしておくと良いかもしれません。

小学生は、なにをじゅんびすればよいか?

学校によって必要なものは、ちがうかもしれません
わたしが「じゅんび」して
よかったもの・いらなかったもの
をご紹介します

まず、一番にしてほしいことが
「卒園祝の確認」です

必要だと思って買ったものがダブってしまうことが、よくあります

役員をされているママさんや
先輩ママさんに聞いてみてください

文房具は消耗品です


消しゴム
鉛筆
定規
絵の具はつねに予備をもってました。
のりも箱買いしました。

うっかりさんには、予備を用意するのが…
わたしにとってとても精神衛生上よかったです

でも、文房具だけではなく…

ンツと靴下も必要です!

なれない学校生活なうえ
トイレもいつ行けばよいかわかず
トイレを我慢する凸凹ちゃんもいます。

失敗しても保健室でパンツをもらえます…
でも、やはりお気に入りのパンツの方が安心しますよね。

学校によっては異なりますが、パンツは新しいものを買ってかえすことが多いみたいです。

手間をかけるよりも
ランドセルの前ポッケに
パンツを入れて
本人にも
担任の先生にも
話をしておけば良いだけにしておくとママも気が少しはラクになるかと思います。

そして、靴下!


おもらししたとき用でもあるし
雨の日にぬれたとき用にしてもよいと思います。
もしくは、防水性の運動靴を用意してもいいかもしれません。
(雨用と晴れの靴の色は、分けた方がわかりやすく声かえもしやすいです。)

高学年になるほど、長靴をはいてる子は少なくなります
でも、靴下がぬれてしまう。
そんなときに予備の出番!

パンツ、靴下、ビニール袋をいっしょにコップ袋に入れてます。


コップ袋だと教室でだしても違和感ないですし
はずかしくもありません。

ぜひ、ママのココロの余裕のためにも
予備を少し持つこと、オススメします。

お名前シールよりも重宝したのが…

【お名前はんこ】と【布地にもおせるインク台】


教科書や文房具だけでなく、持ち物すべてに記名しなければいけません。
特に教科書は、入学式にいただいて翌日から使います。

「はがれてしまうので
お名前シールはつかわないでください!」と言われたこともあります。

100均のひらがなはんこは、教科書に
漢字のお名前はんこは、書類関係に
布地にもおせるインク台は、袋ものや体操服などに
とてもとても重宝しました。

正直、3~4月は書類を書く機会がめちゃくちゃ多いです。
学校関係の書類だけでなく、児童発達支援から放課後等デイサービスへの切り替え関係の書類までプラスされます。
わたしは、世帯主の名前、住所と電話番号の印鑑を作りました。
6年後の今も大活躍しています。

私服は?


幼稚園で制服だった方は、お洋服をどうしようか…足りるかな?と考えられているママもいらっしゃると思います。

はじめてづくしで不安定になることもあるかもしれません。
いつもはしないおもらしや
汚れてくることも…
洗濯できる余裕があるように、上下5~6着くらいあれば大丈夫かなと思います。

もし、スカートが好きなお子さんは「スパッツ」を買い足しされることをオススメします。
周りからどう思われているか気にしない凸凹ちゃんには、必要なアイテムかもしれません。
地べたにすわっちゃうこともありますし…

入学式用のお洋服

意外と長時間着ているので、お子さんの着心地を優先してください。
ネクタイが苦手
ブラウスが苦手
長ズボンが苦手
タグが苦手
肌が敏感なお子さんは、かならず試着してからご購入下さい。

冠婚葬祭用の服として使えますので、少し大きめのサイズをおススメします。

入学前の準備

  • ママが心配しすぎないこと
  • 心配事があるなら、ココロにしまっておかずに周囲へ相談しましょう
  • お散歩がてら登下校の練習から始めてみませんか?
  • 学校のイメージがつきにくい場合は、冬休みに絵本や入学予定の学校を見に行く
  • 早めに小学校の準備グッズを買わなくても大丈夫です
  • お下がりがあれば、遠慮せずもらう
  • 予備は、ママのココロに平穏をもたらす
  • 高いものはなるべくさけて、失くしてもかまわない値段のものを買う


笑って子どもに「いってらっしゃい」と言えますように…

★家庭療育については、こちらからお読みください

「どんな子で、なにができるか?」
「ナニに興味をもって、どんなことができるか」を家庭療育に取り組む前に考えます。
⇒前回参照家庭療育に取り組む前に必ずしてほしい2つのコト

投稿者プロフィール

りょう育ママ
りょう育ママ
3人の発達障害児(凸凹ちゃん)を育てるママ。
育児についてのリアル話や凸凹お役立ち情報をBLOGで発信★

「あつまれ!凸凹ちゃん」主宰
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