自分のためにしなければ生きていけないという危機感が結果的に「人のため」に繋がるのがこの種の活動

肢体不自由のチャレンジドによる活動分野が外出になるのは自然 

「外出」に関わる部分のサポートを行っている2つのNPO法人。

 

NPO法人アクセシブル・ラボ

それぞれの活動についてWEBサイト
を紹介して簡単に解説します。下記をクリックしてホームページをご覧ください。

アクセシブル・ラボ
この法人のことは内部障害のあるメルマガ読者様からの情報提供で知りました。
サイトをサラッと見て頂けば分かりますが、
理念から実際の活動内容まで実に分かりやすく
整理されていて参考になります。

理事長、大塚訓平さんが掲げたと思われる
TOPページの「障がい者を納税者に」という
フレーズは、昨日の記事で取り上げたプロップステーション
の哲学「チャレンジドを納税者に」と一致しています。

やはりチャレンジドが「自立した一人の人間になる」
ということが核でしょう。
活動内容は上記のフレーズを実現するために、
特に車いす生活者の外出という部分に注力して
詳細な情報発信と多様なプログラムを
用意されているようです。

NPO法人Check

Check

こちらも「外出」をサポートするという点は、アクセシブル・ラボと共通。
ユニークなのは、外出というカテゴリー
の中でも特に「トイレ」を切り口に
情報発信してチャレンジドをサポートしていること。

かなり痒いところに手の届く情報を整理して提供してくれていて、
こちらが出しているアプリ「Check A Toilet 」は素晴らしいです。

これは子育て中で小さなお子様と一緒に外出される親御さん等にも
おススメです。

前回のプロップステーションは
「働く」という部分にフォーカスして
支援活動をされていました。

私はまだまだ一人で動いている部分が大きいので
今回紹介した2つの事例のように「選択と集中」で
まずは活動分野を絞って動くのが現実的だと認識しています。

さて、 このような活動を展開される方々には、
私のような当事者や当事者の傍にいる人が多いです。
アクセシブル・ラボ代表の大塚さんもそうですし、
先のナミねぇはお嬢さんが重度心身障害者なので

活動に入られた経緯があります。

Checkの金子さんは仕事の関係でこのような
活動を始められたようです。

これは自然なことでしょう。

自分に身近な問題だからこそ
転じて人様にも何かできると思えますし、
もっと言えば自分のためにしなければ
生きていけないという危機感があるからです。
動くと決めた時、また動く中で「世の中のために」
という気持ちは当然芽生えます。

 

少数派のチャレンジドが使命と捉え、
自立のために動いた結果として
それが社会のためにもなれば最良と思います。

活動が自分の生き甲斐に発展することも

私は更に積極的です。
十数年間の闘病生活の中で考え抜いてきたことを、
今、外へ吐き出しています。
それが今一番やりたいことであり、今一番実力が
発揮できることでもあり、

まさに今一番やりがいのあることだからです。